ごあいさつ
株主・投資家の皆様におかれましては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は格別なるご厚情を賜り、心より御礼申し上げます。
私はベンチャーキャピタリスト(VC)を経て1995年6月、メンバーズを起業致しました。VC時代、数多くのベンチャー企業経営者と接し、ベンチャー企業の成功・失敗を見る中で「自らも起業して社会に対して新たな価値を創造したい」という気持ちを強く抱き、メンバーズを設立しました。まだインターネットの普及率が1%にも満たない時期でしたが、インターネットによって企業のマーケティングの在り方が根底から変わる時代の到来を確信したからです。
企業を起点として消費者に一方通行で情報を発信する時代から、消費者が情報を求めて企業にアクセスしてくる「消費者起点」へ情報流通のあり方が大きく変化する時代が必ずやってくる、その時、企業と消費者のベストマッチングを実現する役割を担い、消費者起点の社会の創造に貢献しようというものが、創業時から変わらない当社の目指すビジョンです。
近年では、テクノロジーの進歩によって急速にソーシャルメディアの時代がやってきており、私はこの潮流を過去15年にはない大きな変化と捉えています。今までの15年で企業と消費者がインターネットによってダイレクトに繋がり、消費者起点の情報流通が実現しましたが、今後の10年は、消費者と企業が一体となる時代です。ソーシャルメディア時代においては、マーケティング領域のみならず企業活動のすべての領域において大きな変化が起こりますので、ソーシャルメディア時代に合わせて新たなサービスや事業の立上げニーズが多数発生すると考えています。
当社は設立から15年間、ビジョンの実現を目指し、企業のインターネットを活用したマーケティング活用を課題解決型で支援する「インタラクティブエージェンシー」を事業コンセプトとしてきましたが、ソーシャルメディア時代の到来を創業来のビジョン実現の大きなチャンスと捉え、事業コンセプトの転換を行いました。
新たな事業コンセプトは「ソーシャルメディア時代をリードし、クライアントと共にビジネスを創造する“インターネット・ビジネス・パートナー”」です。指定されたものを期日通りにしっかり制作する、指定された目標成果指標を満たすサービスを販売する、だけではなく、クライアントのサービスや事業の成功に貢献するパートナーになることを目指してまいります。つまりお客様企業と同じ目線、同じ立場に立ち、例えば出資やJV設立など当社自身もリスクをとる案件を徐々に手掛けてまいります。成功すれば当社の収益がより大きくなる取引形態で、サービスやビジネスの成功を支援していくことを目指していきます。
また“インターネット・ビジネス・パートナー”への事業コンセプトの転換に伴い、サービス、営業、人材開発、オペレーションのすべてを見直し、第一次中期経営計画(2010年5月14日発表)として取りまとめました。具体的には①.事業コンセプトを再構築する、②.上場市場換えに向けて財務基盤を整備する、③.第二次中期経営計画に向け重点投資領域を確立する、ことを目標といたします。そして続く第二次で大きく投資を行い、第三次で投資の成果を出していく計画です。 まず、この第一次中期経営計画を何としても実現するために、全員参加経営をテーマに掲げ、全社員で力を合わせて目標達成に取り組んでまいります。
今後とも皆様の更なるご支援、ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
2010年5月17日
株式会社メンバーズ
代表取締役社長 剣持 忠

